栗原由子

栗原由子 日本画展「おのずからしかる」

会場|
アルフレックス東京

四季の移り変わりや、天候により一瞬一瞬 変化を遂げる山川草木。

時期に収穫される野菜の瑞々しさや色彩・文様、落葉の虫食い、長い年月をかけて苔むした岩など自然のありのままの姿、ひとりでにそうであることの面白さ、美しさがおのずと目に送り込まれ、体を通り、絵を生み出させられます。

「みずから」手は動かすけれども「おのずから」筆を取らされる。形を追う。色を選ばせられる。

そこに意識がはたらかなければ はたらかない時ほどまるで作品が一人でに立ち現れてくる様な驚きと喜びがあります。

そうして見つけた自然の不可思議な面白さを日本画の伝統的な画材、岩絵具と和紙を通して体感して頂きたいです。

栗原由子