Exhibition & Event

高城満丸

高城満丸 EXHIBITION 『木の猫・木の犬』

会場|
額縁・額装店 newton

言いすぎかも知れませんが「命をつくること」など出来る筈がありません。

ですが、ひとつの材木から作業を続ける間、命にたどり着けたらよいなと思っています。

材料の楠も植物の命をはぐくんでいて、切り倒されて数年経ったものでも彫るにつれ水分にであう事があります。しぶとく生きている気がします。

その材を、犬とか猫という形につくる事を『木穂り』と呼ぶのもボクにとって制作はたんぼの稲が育っていくと、やがて穂をたわわに実らせるごとく、材の中から形が実ってくるように思えるからです。

ボクの造形はよく見ると本物とは違います。上手くありません。

それでも、皆さまに見てもらって誰かさんの心にフトその犬・猫が入り込む事があれば、それはボクの木穂りに魂が宿ったと思えるのです。

皆さまのお家で末永く愛されて頂けますように願っています。